国民年金の減免について考えてみた 全部免除・一部免除・全部支払うのどれが良いの?

国民年金

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国民年金の減免の申請をしていたのですが、先日審査結果が到着しました。

今年の結果は、4分の3免除という中途半端な結果に。

10年ぐらい全額免除だったのですが、久しぶりに年金の保険料を収めることになります。

まあ、4,000円程度とまだまだ負担は少ないですがw

ただ、国民健康保険も含めるとけっこうな負担で、何も知識がなく国の決められたまま国保や国民年金を支払っている非正規社員は大変だなと思う。

国民年金の減免については、免除せずに全額支払う方が良いという意見もあるのですがどうなのでしょうか?

全部免除・一部免除・全部支払いのそれぞれについて考えてみます。

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国民年金の減免制度について

国民年金の減免制度なんて知らないという人もいるかも知れないので、あらためて減免制度について紹介をします。

保険料を納めることが経済的に困難な場合には、国民年金保険料の納付が免除や一部免除される制度が国民年金の減免制度です。

勝手に減免をしてくれるわけではなく、本人の申請によって審査が行われ免除や一部免除が決定されます。

どれくらい免除されるかは以下のような種類になります。

  • 全部免除
  • 4分の3免除(4分の1負担)
  • 半額免除
  • 4分の1免除(4分の3負担)

 

ざっくり全額負担が16,000円だとしたら、全額免除はもちろんゼロ。

4分の3免除なら4,000円、半額なら8,000円、4分の1免除なら12,000円ということになります。

未納と全額免除の違い

年金制度なんて当てにならないわけだし、手っ取り早く払わなければよいのでは?

このように考える人もいるでしょう。

役所に行くと、待たされるし手続きも面倒だし。

ただ、支払わない未納は良いことはありません。

一番の問題は障害を持つようになったとき。

自分には関係ないと思っても事故などで障害を負うことはあり得る話しですからね。

障害の程度によって、障害年金がもらえる場合がありますが、未納の場合は審査が不利になる時もあります。

ずっと全額免除でも、審査が不利になることはなく未納ではなく申請をして免除を得るほうが安心です。

また、未納は年金受給に必要な年数にカウントされませんが、全額免除は年数にカウントされるという違いもあります。

減免するともらえる年金額は減る

全部免除なんて最高じゃん!と思うでしょうが、良いことばかりではありません。

なぜなら減免すると将来もらえる年金額が減るからです。

どれくらい減るのかというと、それぞれ減免の度合いによって以下のように異なります。

  • 全部免除 → 全額免除期間の年金額は1/2で計算
  • 4分の3免除 → 3/4免除期間の年金額は5/8で計算
  • 半額免除 → 半額免除期間の年金額は6/8で計算
  • 4分の1免除 → 1/4免除期間の年金額は7/8で計算

 

全額免除だと年金額の半分になり、そもそも支給額が少ない国民年金の半額なんて、もらっても意味がないという考えがあるかもしれません。

しかし、元手がそもそもゼロなんで、こんなに投資効率が良い金融商品はありません(笑)

上手くコントロールをして、全額免除と自分で投資をして自分年金を作るのが最高なのかもしれません。

ただ、免除せずに支払った場合は、それだけ多くの年金をもらえますし、しかも人生100年時代といわれるように長生きするとそれだけ得になります。

免除にするか、全額払うかはちょっと悩みどころですね。

4分の1免除は2年前払いの方が良さそう

4分の1免除の場合は、現在のところ毎月4,000円程度の負担が軽くなるだけです。

たしかに家計の負担は少なくなるでしょうが、将来のことを考えるとむしろ2年前払いで保険料の割引を得たほうがお得でしょう。

現在のところ2年前払いにすると、15,000円程度の保険料の割引になります。

クレジットカードでの納付もできてポイントも貯まりますし、一番大きいのは付加年金をかけることができる点です。

付加年金とは?

付加年金とは、国民年金にプラス月400円払うことで将来的にもらえる年金額が多くなる仕組みのことをいいます。

では将来どれくらい年金が増えるかというと、「200円×付加保険料を納付した月数」が年金にプラスされます。

例えば付加年金を5年60ヶ月払ったとしましょう。

支払った金額は、24,000円です。

付加年金は、200円×60で1年で12,000円が年金にプラスされます。

これが死ぬまで一生もらえるわけです、2年長生きすれば投資金額を回収し、後は丸儲け状態という効率の良い金融商品になるのです!

付加年金も含めると、国民年金を減免するのではなく全額支払う方が良いようにも思えます。

結局全部免除・一部免除・全部支払うのどれが良いの?

結局の所、全部免除・一部免除・全部支払うのどれが良いのでしょうか?

まず一部免除ですが、4分の1免除が続くのなら全額支払って付加年金をかけるのが良いと思います。

半額免除や4分の3免除は悩むところですが、私は全額支払いよりも一部免除を選ぶべきと考えます。

全額免除の場合はもちろんです。

なぜなら、年金を支払うことでやりたいことを我慢するぐらいだったら、やりたいことを優先するべきだからです。

人間はいつ死ぬかわからないわけですから、やりたいことをやるべきです!

ただし、出費に無駄があるのなら、まずは年金の支払いではなく、出費の無駄を改善すべきです!!

お金の使い方が下手・わからない人へ その出費は消費・投資・浪費かを考える癖をつけよう

優先順位を間違えないように。

やりたいことをやって、そのやりたいことでお金を稼ぐ。

そして、お金が稼げるようになったら、国民年金を遡って全額支払いをすれば良いのです。

遡って支払うことで節税効果というメリットも出てくるでしょうし、それよりも好きなことを優先したやったほうが良いでしょう。

時間は有限ですし、歳をとったらできないこともありますからね。

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