輪行用の自転車、特に海外旅行に持っていけるような折りたたみ自転車の購入を考えていました。
日本の空港だと荷物の取り扱いもわりと丁寧に扱ってくれるのですが、海外ではかなり雑です。
単に輪行袋に入れただけだと、とても自転車を保護することはできそうもないので、スーツケースなどで運ぶことを想定して商品を探していました。
いろいろ選択肢はあったのですが、結局は価格を一番考慮してハリークインのRollerを購入。
ハリークイン??
何それ?という人も多いと思いますが、あのBROMPTONのコピー商品と言った方がピンと来るかもしれません。
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ハリークインRollerとBROMPTON
BROMPTON(ブロンプトン)というと英国の美しくコンパクトに折りたたむことができるフォールディングバイク。
憧れの名車ですよね~
そんなBROMPTONのコピー商品として知られているのがハリークイン(Harry Quinn)のRollerです。
見た目はかなり似ていますよね?
実際BROMPTONユーザーが同じ仲間と思うときもあるぐらいなんて言われていますw
価格はBROMPTONが20万円近くする高価なものに対して、ハリークインRollerは定価が60,000円程度とグ~ンとお安くなります。
そもそもハリークインとは?
ハリークイン(Harry Quinn)という自転車メーカーなんて知らないという人が多いでしょうが、どんなメーカーなのでしょうか?
Harry Quinnはイギリス人の名前で、自転車の本場であるイギリスのリヴァプールで、ハリークインの父が自転車工房を開いたのが始まり。
1950年、ハリーは兄弟達と「Quinn Bros Cycles」を開業し優れた自転車の製造を手掛けます。
その後、会社の売却などによって紆余曲折はありましたが、1980年に息子のピーター・クインと共に「Harry Quinn」の商標を取り戻しました。
その後はレースでも活躍するような一大ブランドに成長をしたのですが、ハリーは2009年に他界。
Harry Quinn社より全てのブランド権利を取得し2016年に取得したのがGIC(ジック株式会社)です。
ルノーブランドの自転車を手掛けている会社と言ったほうがわかりやすいと思います。
つまり、ハリークインというのはGICが取り扱う商品のひとつです。
楽天スーパーセールで底値で購入
楽天のGICのショップで2月や3月に限定価格でハリークインが39,990円で販売していたのはキャッチしていました。
これでも従来の価格は59,800円ほどなのでかなり安いです。
実はこちらのキャリーをすでに購入をしていて、こちらに入るかどうかで買うかどうかを決めかねていました。
そこに楽天スーパーセールで、さらに4,000円引きの35,990円。
ハリークインのスペックでこの価格なら買って損はないレベル。
さらに楽天スーパーセールのポイント倍つけもあり、楽天SPUと合わせておよそ15%ぐらいの還元率でポイントバックがあります。
購入したキャッシュレス5%還元対象ショップで楽天ポイントが貯まります。
その後ショップではハリークインが現品限りの39,900円になっているので、おそらくほぼ底値で購入ができたのではないかと思われます。
これぐらいの価格なら海外の空港で多少荒く扱われても心配がありません(笑)
私にはとて高価なBROMPTONを飛行機に乗せて輪行をするなんて怖くてできないですからね。
店舗受け取りサービスを選択
楽天のショップで購入して送料無料だったのですが、店舗受取りも選択ができます。
もちろん無料。
東京の自由が丘と大阪の心斎橋にGICの直営店があり、どちらかで受け取ることができます。
送料無料にもかかわらず心斎橋で受け取ることにしたのは、購入時のセッティングなどをお願いしたかったためです。
また、今後サポートを受けるためにも一度店舗に行った方が良いかなと思い伺いました。
店舗では防犯登録もできたし、いろんな話しも聞けたので行く価値がありましたよ!!
このようにハリークインが実際に展示していました!
こちらが私のハリーちゃんです。スタンドはついていませんので、駐輪する時はこのように折りたたんでとめます。
本当はグリーンが欲しかったのですが、赤か白しか選べませんでした。
あまり赤い自転車は好きではないですが、BROMPTONというと赤というイメージもありますし、よりコピー商品らしいレッドを選択(笑)
思ったよりは落ち着いた赤で、フェラーリなんか想起しませんか?w
ショップは狭いですが、GICが取り扱う様々な自転車が並んでいましたよ。
E-BIKEで手頃な物もあって、もう少し軽量化や低価格が進めばちょっと買ってみたくなります。
実際に乗ってみて
ハリークインを購入後、さっそくこちらの旅行で飛行機に輪行をして走行をしてきました!
ちなみに輪行袋は節約をしてこちらのスーツケースカバー(色違い)を購入したのですが、素材の強度やサイズの問題もありすでにボロボロw
少々高くなりますが専用のカバーを購入するか、輪行袋の購入をオススメします。
専用のカバーだとコロコロとハリークインを転がしていけるので楽に移動ができます。
内装3段変速
ハリークインはSTURMEY ARCHER製内装3段変速機を搭載。
本家BROMPTONも同じメーカーのハブを改良したBSR (ブロンプトン・スタンダードレンジ) の変速機でハリークインのこだわりは感じられます。
ただ利用してみて1番重いギアはけっこう重たいです^^;
私はわりと変速をこまめに変えずに、重いギアで走りつづける方ですが、ハリーちゃんの3速はかなりキツイです。
また、加速が悪いので街乗りだとずっと2速で走る方が向いています。
内装ギアなので、停車中かペダルを漕いでない時に変速をしなければいけないのも個人的には使いづらい点です。
外装ギアで慣れているんでね。
いきなり60km程度のロングライドをしましたが、思ったより走らないので街乗りレベルです。
サドルもデザイン優先で長い距離には向いていないですしね。
乗ってみた感想は、同じ16インチトイこともあり、BROMPTONと似た感じはありました。
折りたたみ機構や輪行
BROMPTONに似ているのは外観だけでなく、折りたたみ機構も同じような方法を採用しています。
BROMPTONの折りたたみ機構は特許が切れているので、折りたたみシステム自体を真似をするのは問題がなく、ハリークイン以外にも真似をしている商品はあります。
DAHON機構と異なり、慣れるまではやや難しいとかもしれませんが、こちらの動画でその方法が確認できます。
実際に折りたたんでみた感じは、フレームの折りたたみがちょっとスムーズじゃないかなという印象。
BROMPTONとハリークインの折りたたみ機構の違いは、ブロンプトンはギアが内側になり、ハリーは外側になる違いです。
また折りたたみサイズはBROMPTONよりかなり大きくなり、720×350×690mmになります。
価格がBROMPTONの3分の1~4分の1になりますので、この辺りは仕方ない面でしょうかね。
BROMPTONがクロモリでハリークインがアルミフレームという違いがあり、ハリークインの重さは本体のみで約12kg。
もう少し頑張って軽量化して欲しかったなというレベルです。
さいごに
ハリークインのRollerを安く購入できたので、いろんな場所へ輪行して持っていきたいと思います。
上でも紹介をしたキャリーケースは14インチ用でショップの店員さんもRollerを入れることはできないと言ってました。
ちょっと難しいかなと思っていたのですが、シートポストやハンドルポストを取って、さらに入れる角度をずらせば何とか入りそうな感じ。
キャリーケース自体はハードスーツケースよりもやや強度が落ちる位の感じなので、プチプチなどを入れると海外の空港でも大丈夫のような気がします。
これからは国内外を問わず輪行をしてハリークインを使い倒したいと思います。
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