深セン地下鉄11号線の終点碧头站から、目指すのは深セン宝安国際空港。
※実際に訪れたのは約2週間ほど前の1月中旬です。
2017年のデータですが、中国国内で6番目に大きな空港で年間旅客数が4500万人を超える巨大空港です。
旅客数で成田を超えるほどの空港で、ターミナルのデザインが斬新であることでも有名です。
この空港にANAが2020年3月29日から就航することになり、将来修行にも使えるかもしれないと注目をしている人も多いでしょう。
深セン宝安国際空港で飛行機を利用することはありませんでしたが、ターミナルなどの様子や交通アクセスを確かめてきました。
Contents
ホテルから地下鉄駅までは路線バス
ホテルをチェックアウト時間の12時ギリギリにチェックアウトします。
最後に特に身体を動かさないがフィットネスをチェック。
たったこれだけですww
水やタオルはありましたけどね。
チェックアウトをして地下鉄駅へ。
この日は前日と違って荷物があるのでバスに乗ります。
バスに乗るために渡ってきた陸橋。ホテルは高層の右側の建物です。
路線バスは656路・M495路とも地下鉄碧头站は次のバス停です。
M495路が早く来たので乗り込み、バスはすぐに碧头站へ到着。
その後すぐに656路のバスも到着。
時間差があれば、バスをあまり待つ必要がなくウレシイのですが…。
地下鉄11号線で机场站へ向かう
地下鉄11号線の終点の碧头站から深セン宝安国際空港の最寄り駅になる「机场站」へ向かいました。
昼過ぎの碧头站の改札ですが人が少ないです。
終点なので車内はガラガラ。地下鉄に座れるのは僻地に泊まったメリットw
私が宿泊したこちらのホテルからだと、11号線で9駅目。
なお、11号線は南山や福田にも直通で行けます。
駅間距離も長くて、駅数のわりにも時間がかかりますがまずまずのアクセスの良さです。
机场站から空港ターミナルまでの利便性
中国の空港は、広州や上海なども地下鉄でアクセスができる空港が多く旅行者にとってはうれしいですよね!
ただ空港に隣接する地下鉄駅があるからといって、ターミナルからやたらと歩かないといけない空港もあります。
特に深セン宝安空港のように巨大空港となると、駅からかなりの距離があるのも予想されます。
しかし、地下鉄駅から深セン宝安空港ターミナルまではかなり便利にアクセスができて正直驚きました。
机场站へ到着! 旅客ターミナルの標識がありますからわかりやすいです。
左に行くと鉄道駅があるようですが知りませんでした。
こちらのエレベーターで上に上がれば旅客ターミナルです!
写真奥を右に曲がれば地下鉄駅はすぐです。
斬新なデザインの旅客ターミナル
深セン宝安国際空港ですが、建築関係者や建築マニアにはけっこう有名で、とても斬新なデザインなんです!!
上から見るとこんな感じ。
香港国際空港が落ちてゆくなか注目されています深セン宝安国際空港はこちらです〜 pic.twitter.com/I3IiV4cARd
— 特急北越 (@GOHVYEUiDXMQFO4) August 14, 2019
設計デザイナーによると、「マンタが深海から浮かび上がり、鳥へと姿を変えて、空高く舞い上がる様子」をイメージ。
前からこちらの空港に行きたかったのですが、ちょうど良い機会なのでいろいろ見てきました!
4F出発フロアは国際線と国内線共通
こちらは4F出発フロアです。いや~斬新なデザインで美しい~です(≧▽≦)
国際線と国内線ともにこちらフロアでチェックインができるのでわかりやすいです。
Eカウンターはスターアライアンスの深セン航空や中国国際空港の国際線カウンターですから、ANAももしかしてこちらかも。
Dカウンターにアシアナがあるので微妙ですが。
南航は、中国南方航空でAとBカウンター。国内線です
GとHはスターアライアンス系の航空会社
案内板で確認してみると、中央のDとEが国際線のチェックイン・カウンターです。
A~CとF~Hが国内線のチェックイン・カウンターですが、以下のように航空会社によって分かれています。
- A 中国南方航空
- B 中国南方航空・重慶航空・春秋航空
- C 海南航空・厦門航空・吉祥航空など多数
- F 中国東方航空・上海航空など多数
- G 深セン航空
- H 深セン航空・中国国際航空など
深セン宝安国際空港は、深セン航空の本拠地でハブとしていて、中国南方航空も同じ広東省の広州をハブとしていて深センでも多くの便を展開しています。
日本の空港などではLCCは端に追いやられるがちですが、主要な航空会社が端に配置されていて違いがあります。
個人的には深セン航空に1度乗った時があり、なかなか良い航空会社だなという印象を持っています。
中国の航空会社の中ではですがw
深セン航空は若くてキレイなCAさんを採用しているという話しで、私が実際に乗った時もキレイな人が多かったです。
また私がスターアライアンスゴールド会員だったこともあるでしょうが、サービスも良かったです。
ただ、ここ深セン空港ではなく、無錫空港を経由して北京に飛ぶフライトでしたが6時間ぐらい遅延しましたがww
自動チェックイン機もありました
中国の空港はとにかく人が多く、チェックイン・カウンターが行列になる場合も珍しくありません。
このように自動チェックイン機があったので、急いでいるときには助かります。
ただし国内線で、春秋航空は除くw
深セン航空にも自動チェックイン機らしきものがありました!
深セン空港は物凄い混雑という感じではなかったですが、自動化が進めば空港でのストレスも減ります。
椅子は固い
深セン宝安国際空港にこちらのオブジェクトが目立ちますが、こちらは空調機で下には椅子があります。
ただこの椅子固くて座り心地は悪いですw
デザイン重視なのか、無駄に長居する人を避けるためですかね…?
ちょっと座り心地が良さげな椅子もありましたが…
これもクッション性はなく固いです。安物のプラスチックの椅子みたいな座り心地。
空港の様子です。
出発フロアの隅々をまわってみました。
シャオミのショップ。国内線の出発口がこの先にあります。
お隣はDJI。
そしてその隣はROYOLEで、いかにも中国・深センらしい店舗が並びます。
空港での待ち時間もそれなりに楽しめそうですね!
さらに何かできるみたいです!
なんやこのゆるきゃらと思ってたのですが、どうも深セン航空のマスコットみたい。
このスペースからは3Fの出発ロビー・搭乗口付近を見ることができます。
国際線の出発はこちらでパスポートとチケットについてチェックされます。ここから先は見送りの人は入れないです。
エスカレーターを下って行くと荷物検査や出国手続きがあります。
出国のためにエスカレーター下るとなるとこのシーンを思い出します!
このワンシーンと同じような別れの舞台を作れるかもw
出発フロアのレストランやコンビニ
空港ではどうしても待ち時間ができるので、食事やちょっとした物を飲みたいものですよね!
ありました全家(笑)ななめ上にはスターバックス。
ケンタッキーもあるし、マカオ・香港・深センの特色美食なんてお店もあります。
エスカレーターかエレベーターで更に上のレストランエリアに上がります。
中国の空港ですがものすごくぼったくりという感じでもなくて、いくつかのお店があります。
名古屋ラーメンなんてものがありました。
出発フロアは中央付近に国内線の荷物検査状があり、そこを挟む感じでレストランフロアが左右にあります。
出国前でも食べる所はけっこうありますが、スターアライアンスゴールドやプライオリティ・パスがあれば無料でラウンジを利用できます。
到着フロア
2階国内線の到着フロアです。
国内線中心の空港なので便数も人もかなり多いです。
到着フロアから地下鉄、鉄道、フェリー、バス、タクシーなどたくさんの手段があります。
多くの交通手段を空港に直結した施設「地面交通中心(GTC)」に集約されています。
フェリーは福永港まで無料バスに乗って、香港国際空港やマカオに行くことができます。
国内線到着のさらにワンフロア下1階が国際線到着フロア。
国際線は時間帯もあるでしょうが、人も少なく寂しい感じです。
便数は少ないですが、成田や関西を初めアジアの主要な都市への便はあります。
エレベーター。地下に直結するエレベーターはカートは利用できません。
穂深城際鉄路というのが気になるので行ってみます。深セン空港直結の鉄道路線のようです。
エレベーターで地下鉄改札と同じフロアにおります。
穂深城際鉄路とは?
穂深城際鉄路は、深セン宝安空港から東莞西部の長安、虎門、厚街から広州東部の新塘まで最速52分で結ぶ都市間鉄道です。
深セン空港に到着して、時間がある程度信頼できる鉄道で、東莞や広州に行くことができて便利です。
昨年2019年12月に開通をした新しい路線で、私も空港に来てその存在を初めて知りました。
広州や香港の空港もかなり混雑が激しいですから、アクセスが良くなった深セン空港が今後発展する可能性は大いにありそう。
穂深城際鉄路の駅へ向かう
穂深城際鉄路の駅へ向かいます。旅客ターミナルビルのエレベーターを降りて地下へ。すぐそこは地下鉄11号線の駅。
標識があるのでここを右に行きます。
なんか長そう…。
動く歩道は工事中…。
ようやく短い距離ですが動く歩道が使えました!
そこを曲がれば駅かな?
まだや(●`ε´●)
どんだけ歩かせるねん^^;
ここ曲がったらさすがにあるやろか?
ありました!!
初めてでバックパックを持っていたということもあるでしょうが、体感的にはかなり長く感じました。
東京駅で新幹線から京葉線ホームに行くより長い感じもします…。
駅直結の鉄道といっても、ちょっと距離はありますね。動く歩道をもう少し整備してくれると少しは楽ですがね^^;
乗車券の購入は?
自動券売機があるので購入できるかどうか試してみました。
もしかして虎門にいくつか駅がありますから、どこに着くかまた調べておきます。
もしかしてこちらのホテルにもう少し楽に行けるかもしれません。
日付を選びます。とりあえず広州東までで試してみます。
本数は少ないですね。動車を選んでいますが、全部車次を選べばもう少し列車は多かったかもしれませんね。
すべてなし座で座席がありません。始発なのでだいたい前売りで売り切れということですかね…。
とりあえず席なしで1名を選びます。運賃は81元。
こんなメッセージが出ます。
外国人は永久居留身分証があれば購入ができますが、一般の旅行者は購入することができません。
「そしたらどうしたら良いの?」と思い、友人窓口を探しましたら自動券売機の後方にありました!
それにしても小さいですし、ほとんど人が並ぶこともありません。
ほとんどの人がWEBなどで乗車券を購入しているのでしょうか?
ちょっと謎ですね…。
深セン宝安国際空港ですが、地下鉄駅・鉄道駅・バス・タクシー・フェリーなどアクセスは多岐に渡るので便利です。
ANAの深セン路線が安くて、条件が良ければ新たなマイル修行の場所になるかもしれません。
中国路線は料金が安めなので、期待はしているのですね。
更にホテル修行と合わせれば効率も良いです。
こちらのホテルは深センの僻地ですが、深セン空港からだとまだアクセスは悪くないです。
【宿泊記】「Holiday Inn Express Shenzhen Songgang」の客室は高層階のみ 地下鉄駅まで徒歩も一応可能
また、IHGだけでなくマリオットでも格安なコートヤードもあったりで、11号線からアクセスがしやすい修行ホテルがけっこうあります。
マリットとIHGをダブルで修行をしても良いかもです。
まとめ
- 深セン宝安国際空港は地下鉄11号線机场站から便利にアクセスできる
- 深セン空港には地下鉄の他、鉄道、バス、フェリー、タクシーなど様々な手段でアクセスできる
- 国際線・国内線とも4階が出発フロア
- 出発フロアの椅子は固いので長く座るとお尻が痛くなりそうw
- 国内線到着フロアは2階で国際線到着フロアは1階。国内線中心の空港なので国際線到着フロアは少しさびしい
- 出国前に様々なレストランやコンビニがあり何か食べるのには困らなさそう
- 空港に直結した穂深城際鉄路で広州や東莞に便利に行ける
- ただし穂深城際鉄路の駅まではかなり歩く必要があり疲れる
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