生活をミニマルにすると、食生活をおろそかにしがちな人もいます。
安い6枚切りの食パンを朝昼晩で2枚づつ食べて、後はおかずとも思えない物を食べるとか。
炭水化物でお腹を膨らませるという感じですね。
ミニマルな生活でも、健康面を気にした食事を日頃食べたいものですよね!
特に中高年になると、健康的な食事をしっかりととらないと、老化を早めたり、身体を壊したりしかねないです。
健康な食生活で、なおかつミニマルな出費となると、外食では難しく自炊ということになります。
ただ、自炊をすると手間もかかるし、買い物から料理をして洗い物をするまでと、とても時間がかかります。
私は健康的でなおかつ時間や手間もかからない食生活を、常日頃から考えていますが、その方法を紹介してみます。
節約で健康を犠牲にしてはいけない
食費を節約をすると、どうしても健康を犠牲にしがちになります。
野菜がとても少ない食事だったり、栄養が炭水化物に偏ったりしている食事がよく見られる傾向です。
スパゲッティ、パン、うどんなどは安くお腹がいっぱいになるので節約はできるのですが、栄養が偏ると健康面で問題があります。
節約で健康を犠牲にして病気になったら、余計にお金がかかることにもなりかねません。
栄養たっぷり玄米
お米やパンの炭水化物は主食ですが、この主食に何を食べるかは重要です。
炭水化物は貧乏生活の味方ですが、どうせなら炭水化物からもしっかりと栄養をとりたいものです。
そこでオススメは玄米です。
生成された白米より玄米のほうが栄養がたっぷりで、主食からもしっかりと栄養がとれるのが魅力です。
パンも生成された白い小麦粉のパンよりも、全粒粉やライ麦粉を使ったものの方が、栄養価も高いです。
ただし、値段もグ~ンと高くなります。
一方、玄米は白米とほぼ同じ価格なので、節約生活にもぴったりです。
そんな玄米ですが、玄米が健康に良いというのはこんなエピソードがあります。
江戸時代に参勤交代で、江戸に滞在した武士が健康を害するケースが見られ、国に帰るとすっかりと良くなるという現象がよく見られました。
原因は後に解明され、その正体は「脚気(かっけ)」が原因であることが判明しました。
脚気はビタミンB1の不足が原因で起こりますが、その原因がお米にありました。
日頃玄米を食べていた武士が、参勤交代で江戸に滞在するときは、白米を食べてビタミン不足になっていたのです。
そして、国に帰ると再び玄米を食べるとビタミンB1をしっかりと取れるので、脚気がよくなり元気になるというわけです。
野菜をたっぷり食べる
健康やダイエットのためには、野菜をたっぷり食べることが大事です。
節約生活や外食が多いと、どうしても野菜が不足がちになります。
野菜不足を補うためにサプリメントを利用する人も多いでしょうが、できれば日々の食事から必要な栄養はとりたいものです。
野菜をたっぷり食べるためにオススメなのが温野菜です。
生のサラダだとなかなか野菜の量を食べることができませんが、温野菜は、野菜自体が小さくなり、よりたくさん食べる事ができるというメリットが。
ちなみに私は毎日温野菜です(笑)
でも飽きないです。野菜そのもの旨味もあるますし、飽きるという人はソースを変えて食べれば良いでしょう。
自炊の弱点は時間がかかる
時間はとても重要で、1日の時間はみな平等で、どのように過ごすかでずいぶんと変わってきます。
自炊は外食と比べると、健康的なのですが弱点は時間がかかること。
外食なら注文をすれば、後は食べるだけ。
調理する必要もありませんし、食器を洗うなどの片付けもしなくてすみます。
しかし、自炊は食材の買い物から、調理、さらに食器洗いなど、とにかく時間がかかるのがネックです。
健康面を気にしなければ、適当なものを食べれば良いので、それほど時間がかかりません。
ただ、健康面を気にすると時間がかかるので、いかに時短をするかが重要になってきます。
時短の知恵 玄米を食べながら料理を仕込む
健康的な食生活のために自炊をするとしても、時短を心がけないと、使える時間が少なくなります。
いろんな時短の方法がありますが、今回はその中の一つで、玄米の特性を考えた時短を紹介しましょう。
白米ではなく栄養価の高い玄米を食べることをオススメしますが、玄米も良いことばかりではないのです。
玄米は脱穀されていないので消化が悪いのです。
そのため、玄米を食べるときはしっかりと噛まなければいけません。
しっかりと玄米を消化するためには30回、できれば50回ぐらい噛んで食べることが必要でしょう。
日頃早食いに慣れている人はちょっと戸惑うかもしれませんね。
しっかりと噛んで食べると、食事に時間がかかり食べるだけでも1時間ぐらいはかかってしまいます。
スペイン人の食事のようですw
よく噛むことは満腹中枢も刺激するため、少ない食事でもお腹いっぱいになりやすくダイエットの効果もあるといわれています。
消化の悪いのは欠点でもあるのですが、良いこともあるのですが、日本人なら、ちょっと耐えられないかもしれません。
自炊もして、ゆっくり食べて、洗い物までとなると、かなりの時間を要してしまいますから。
そこでおすすめするのが料理を仕込みながら、玄米も食べてしまうという方法です。
立ちながら食べるので、少し行儀が悪いかもしれませんが、世の中立呑や立ち食いそば屋もあるわけですし問題がないでしょう。
玄米を食べ終わる頃には、おかずも出来上がり、サクッとおかずを食べ終われば食事が終了します。
ご飯から先に食べるのは、血糖値が急上昇するのであまり良くないのですが、玄米は白米ほど血糖値の急上昇はありませんからOKかな。
早食いの習慣がある人は、なかなか時間をかけて食事をするのは難しいものですが、この方法なら意外と上手くいきますよ。
まとめ
主食を玄米にすることで、白米より多くの栄養をとれて健康的です。
ただ、玄米は消化が悪く、良く噛んで食べることが必要。
健康面を気にした自炊となると、野菜をたくさん食べることになるので、自炊により多くの時間がかかります。
そこで、考えたのが玄米を食べながら、おかずを仕込むという方法。
玄米を食べ終わる頃には、おかずが出来上がり、おかずを食べて終了です。
ただ立って玄米を食べるので行儀が悪いという問題も(笑)
野菜をたくさん食べるために、温野菜を毎日食べてますが、質素な食生活で飽きないかの疑問もあるでしょう。
私は、基本的に毎日のご飯は質素で構わないと思ってます。
外で食べる美味しい料理というのは、健康を考えるとちょっと問題もあるものも多いですから。
たまに贅沢をしたくなりますが、それは旅行の際の空港やホテルの食事でということになれば、本当に美味しく食べることができて一石二鳥です。
なお、自炊に関しては、まだまだ時短をする方法もあるので、また機会をあらためて紹介をしていきたいと思います。
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