大阪に「イケフェス大阪」という貴重な建築物などを一斉に公開するイベントがあります。
毎年秋10月の週末に開かれる日本最大級の建築イベントですが、昨日の日曜日とプレイベントのあった先週木曜日に行ってきました!
日曜日の大阪は「ツーリズムエキスポ」とも被っており、ツーリズムエキスポが大阪で開かれるのが今年限定だったので優先。
短い時間でしたが、今年のイケフェスはさらにパワーアップをした素晴らしいイベントでした!
イケフェス大阪とは
イケフェス大阪は通称で、「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」が正式な名称です。
イケフェス大阪とは、近代建築など普段は関係者や一部の人しか入れない場所を一般開放し、見学できるイベントです。
無料見学ツアーが開催されたり、一部のビルではお土産もくれたりする神のようなイベントです!
毎年秋の週末2日間を中心に開催され、今年もイケフェス大阪2019が10月26日(土)と27日(日)を中心に催されました。
こんなところや。
ビリヤード場、レストラン、ホールがあるのが、当時の社交場の条件だったそうで、大阪倶楽部は大正元年に設立されたそうです。#イケフェス大阪2019 pic.twitter.com/9dM7SLAP2p
— あゆる (@ayurutatemono) October 26, 2019
こんなところも。
北浜の五感が入っている新井ビルも屋上まで行けました!屋上の石の建物は、昔、エレベーターがあって、それを制御する機械室跡だそうです。
階段の真ん中部分に、エレベーターがあったそうな。(戦時中の金属供出で撤去されたとの事)
ところどころ、お部屋も公開されていました。#イケフェス大阪2019 pic.twitter.com/T8pvZreQ40— あゆる (@ayurutatemono) October 26, 2019
近代建築ファンはもちろん、普段はあまり建築に興味のない人でも、美術館や博物館に行く感覚で建築物を見ることができます(≧▽≦)
阪急連続立体交差事業現場見学会
阪急電鉄は現在淡路駅付近で、京都線と千里線の連続立体交差事業を行っています。
連続立体交差事業とは、鉄道を高架化することで踏切を除去し都市内交通の円滑化を図るとともに、分断された市街地の一体化による都市の活性化を図ることを目的とした事業。
淡路駅付近の京都線と千里線の約7.1kmが高架化されますが、これによって17箇所の踏切がなくなることに。
踏切があると交通渋滞も招くし、待ち時間も無駄ですから経済損失もあります。
また、踏切があることで物理的にも心理的にも街が分断されるという問題点も。
連続立体交差事業は、巨額な費用がかかりますが経済のためにも街づくりにも欠かせないもので、大阪市と阪急電鉄が協力して行っています。
その工事現場を見学することができるということで行ってきました!
工事の様子は、まだ進行中ということもありSNSなどに上げないでくださいという申し入れがあったため、写真はこれぐらい。
ここは見学会でなくても現場の入口が開いていたら、写真を撮ることも可能な場所なので~
皆さんとても丁寧に対応をしてくれまして、無料なのにとても恐縮します^^;
しかも最後はお茶まで用意してくれるおもてなしぶり!
いや~スゴイよイケフェス大阪は。
御堂筋案内ツアー
昨日10月27日(日)のイケフェス大阪は、御堂筋案内ツアーに当選しており参加をしてきました。
御堂筋は側道を廃止して歩道を広げる計画があり、今後の動向が気になるところ。
最終的にはこんな感じに完全に車道をなくして、歩行者空間にするような構想まであります。
出典 建設ニュース
かつて「マツコ・デラックス」でも「こんな物ができるわけないだろうが!」と紹介をされました(笑)
大阪市の構想で、行政が考えることにしたらなかなか斬新w
その大阪市の担当者が今回の御堂筋ツアーの案内をしてくれまして、御堂筋の歴史から将来の御堂筋まで話しを聞けました!!
御堂筋に大阪市が社会実験として設置した休憩施設「パークレット」。
御堂筋の将来を先取りして見られる空間ですね!
こちらは御堂筋の名建築の一つの大阪ガスビルです。
現在の大阪は、南北を走る御堂筋のように南北が軸のように感じますが、昔は大阪城から海に向かう東西が軸だったとの説明。
その東西の軸の街が今の船場なんです。
なるほど~という感じ。
そして、このガスビルや道修町の東西の道がメインストリートのような位置づけだったようだ。
そんな過去の一等地に立つのがこの大阪ガスビル。
そしてこちらは武田薬品工業の本社。
御堂筋案内ツアーが御堂筋を歩く様子。
案内ツアーは、御堂筋を外れてさらに周囲の様子についても説明がされます。
船場にはこのような看板がありますが、地元の人が手掛けたもののようです。
こちらは日本生命保険相互会社本店ビル。御堂筋の名建築の一つですね。
御堂筋の銀杏に関しても説明を受け、御堂筋を堪能したツアーで淀屋橋のODONA前で解散となりました。
どちらかと言えば、御堂筋についてあまり知らない人が行くと、より楽しめそうなツアーでした。
お気に入りの建築物を2つ見てインテックス大阪へ
淀屋橋で御堂筋案内ツアーが解散した後は、地下鉄に乗ってそのままツーリズムエキスポへ向かう予定でしたが、地下鉄の乗り換えも少し面倒。
せっかくなので本町まで歩いて行き、途中イケフェスで公開をしているお気に入りの建築物を見ていくことに。
芝川ビルの屋上へ
まずは芝川ビル。案内ツアーでも前を通りましたが、どうしても屋上が見たくて再度寄りました。
なお、この辺りは無電柱化をすすめられていて、よりキレイな写真を将来は撮れるということです。
そして屋上。国登録有形文化財・芝川ビル4階の「芝川ビル モダンテラス」
レンタルスペースとしても借りることができて、ケータリングサービスも利用できます。
ココで食事やお酒を飲めば気持ちよさそうですよね!
夏は屋上ビアガーデンも行っており、珍しいベトナム料理のビアガーデンです(≧▽≦)
1階にベトナム料理のレストランがあるのですが、そちらの料理がビアガーデンに並ぶようですね。
こちらがレストランのランチメニューです。
生春巻き付きのフォーがベトナムコーヒー付きで1,000円ですから、一般的にはリーズナブルですかね~
本国ベトナムで安食堂ばかりに行く私にとっては、ちょっと高く感じますが(笑)
船場ビルディング
芝川ビルの後は大好きな船場ビルディングへ!
船場ビルディングは、一度にあまりたくさんの人を入れない規制もしていますし、人気もあるのでいつも行列ができます
ビルの外観はそれほどでもないのですが、中が超絶お洒落なビルです
ピントと構図がイマイチですが、とてもお洒落なんですw
ビルの真ん中が中庭になっており、天井が吹き抜けという珍しいレトロビルディングです(≧▽≦)
イケフェス大阪1日楽しみかったのですが、ツーリズムエキスポもどうしても行きたかったので、今年はこれで終了。
イケフェス大阪は、ほとんどのビルの見学が無料ですし、被写体としても最高なのでカメラの練習には最適(≧▽≦)
平日にもイベントがあり、セミリタイアにとってぴったりのイベントではないでしょうか。
また来年が楽しみです!
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