国民年金や国民健康保険は、厚生年金や会社の健康保険に比べると、なんだか損なイメージを持っている人もいるでしょう。
国民年金は、基礎年金だけだから、将来もらえる年金が少ないし、国保だって収入が低いのに保険料が高い。
正社員なんかが加入する社会保険は、会社が折半しているので、個人の負担が少ないようにも見えますよね。
たしかになんとなく国民年金や国民健康保険の保険料を支払っていると、損をしているかもしれません。
ただ、プラスアルファで得したり、しっかりと制度を利用することで元をとることはできます。
まずは減免ができないかどうかを確認
国民年金や国民健康保険には、収入が少ない人のために保険料を免除したり、少ないしてくれる減免制度があります。
国民年金の保険料は、収入が多い人も少ない人も一律で2019年の場合、1月16,410円です。
国民健康保険は収入によって保険料が異なりますが、「給料が少ないのにこんなに払わないとイケないの?」という感じですよね。
ただ、もしかして、あなたの収入でも減免制度を利用することによって、それぞれの保険料をぐっと下げることができるかもしれません。
全額免除だと保険料はゼロです!
将来のもらえる年金が2分の1にはなりますが、そもそも負担がないので、これほど良い投資はありません(笑)
一部免除も所得によって、4分の3,半額,4分の1と用意されています。
仮に4分の1免除だとしても、4,000円程度は減額されるわけですから、年間で5万円ぐらいの違いは出てきます。
所得条件もそれほど厳しいものではなく、4分の1免除の場合は、前年所得が以下の計算式で計算した金額の範囲内でオッケーです。
158万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等
これぐらいならセミリタイア生活なら、十分な所得じゃないですか?
国民健康保険も減免の制度も利用すれば、かなりの負担軽減になります。
住民税非課税世帯だと、国民年金はゼロ、国保は3,000円以下という驚きの保険料に。
付加年金や追納でもらえる年金を増やす
厚生年金に加入していなくて、国民年金だけだとたとえ40年間保険料を支払った場合の満額でも、年金は月額65,000程度ととても少ないです。
64,000円ですととても生活ができないですから、正社員になってしっかり厚生年金にも加入しようとつながりやすくなります。
ただ、国民年金でも年金額を増やすオイシイ方法はあります。
中でも付加年金は、かなりお得なので、必ず利用しておきたいところでしょう。
付加年金とは、国民年金にプラス月400円払うことで将来的にもらえる年金額が多くなる仕組みです。
この付加年金は、厚生年金に加入してる正社員などは利用できません。
利用できるのは、第1号被保険者といって、自営業者が典型的ですが、フリーターやセミリタイア生活で副業程度に働く人も当てはまります。
ただし、減免を受けていると付加年金は利用できませんので、減免もちょっと良い面ばかりでもありません。
付加年金は、「200円×付加保険料を納付した月数」を年金にプラスして支給されます。
かりに10年付加年金を払ったとして、400円×120で48,000円です。
これは2年間付加年金をプラスされることで、200円×24で48,000円と同じ。残り8年は丸儲けということになります。
長生きすることは必要ですが、リターンが強烈な超お得な投資になります(笑)
減免を受けたら追納を
国民年金の減免を受けたら、ただでさえ少ない年金が余計に少なくなります。
今は良くても将来は心配です^^;
減免を受けたら、将来収入が増えたら追納を利用して、年金額を増やすようにしましょう。
追納は10年間さかのぼって行えるので、ネットビジネスでがっつりと稼げたら追納で一気に払いましょう。
追納分も社会保険料控除になりますので、節税にもなります。
国民年金や国保の支払いでマイルを貯める
国民年金や国民健康保険の支払いで、マイルを貯めることができればプラスアルファの収入みたいなもの。
社会保険が給与天引きのサラリーマンたちにはない特典です(笑)
クレジットカード払いでマイルを貯めることもできますが、より多くのマイルを貯めるために私はミニストップ払いにしています。
ミニストップは、国民年金や国民健康保険の収納代行で、電子マネーWAONで支払う事ができます。
そして、私は、「JALカードTOKYU POINT Club Q」を使うことで、100円で2JALマイルを貯めています。
現金でWAONにチャージするのではなく、クレジットカードでチャージをすることでクレカのポイントがまず貯まります。
さらに、ミニストップでは、毎月5・15・25日の“5のつく日”は、「お客様わくわくデー」として利用ポイント・マイルの付与が2倍に。
200円の支払いで1マイル貯まるところ、100円で1マイル貯まることになります。
これで、合計100円で2マイル。
国民年金と国民健康保険で仮に30,000円だとしたら、月600マイル。
年間にしたら、この特典航空券を使えば、1回は国内旅行に行ける計算になります。
正社員でいても、付き合いで行きたくもない飲み会に行って、なかなか旅行も行けない人も多いです。
一方、セミリタイア生活なら、年金や健康保険の支払いをするだけでも国内旅行に行けます。
まとめ
国民年金は厚生年金と比べて将来もらえる年金は少ないです。
国民年金は基礎年金といわれますが、会社で天引きされる厚生年金は、基礎年金も含まれるからです。
また、会社での社会保険は、会社と個人が折半して支払うので、それだけ負担も少ないようにも感じます。
将来のことを考えると、圧倒的に正社員になって社会保険をかけるほうが良さそうですが、国民年金や国民健康保険でも得する方法はあります。
減免を利用して保険料そのものの支払いを減らせば、収入が少なくても生きていけます。
付加年金は毎月400円の負担で、驚きのリターンを得ることできますし、追納はまとめて後で払うことで節税になることも。
年金や健康保険の支払でマイルを貯めることができるのは、正社員にはない特典です。
将来の年金額が少なくても、自分で貯蓄をすることで将来に備えることができますし、うまく制度を活用することが大事ですね。
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