副業で介護の仕事を考えている人もいますよね?
介護の仕事って、慢性的な人手不足で、求人もたくさんありますから、職探しに困らないというイメージもあるでしょうからね。
また、自分の親の介護のことを考えると、介護の仕事を経験することで、将来親の介護に役立つことだってありますから、お金以上にメリットもあります。
現実的には副業で介護の仕事ってどうなのでしょうか? 介護職の副業を3年以上経験した私が、こんな求人ならオススメのものを紹介します。
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介護職はストレスがたまる
介護職はストレスがたまるというイメージがありませんか?
介護の仕事はストレスがたまるというのは本当で、仕事じゃなくても親の介護に疲れたという声はよく聞くはずです。
それだけ大変なのが介護のお仕事なんです。
では、なぜそんなにストレスがたまるのでしょうか? 副業で介護の仕事を3年以上経験した私の実体験を紹介しますね。
わがままな高齢者
高齢者はわがままが多いです。なかなかこちらの言うことを聞いてくれません。
これには、認知症のようにそもそも意識的でない場合もあるでしょうが、頑固な人が多くて自分の考えを曲げないという人も少なくないです。
もちろんとても素直で良い人もたくさんいますがね。
職場の人間関係が悪い所が多い
高齢者の相手だけが介護の仕事のストレスではありません。介護の職場でありがちなのが、人間関係の悪さです。
どうしても介護の現場は女性が多いのですが、女性が多い職場は人間関係が悪い所が多いです。
もちろん人にもよるのですが、女性同士影で悪口を言い合うケースが見られ、人間関係が悪化していくんですよね。
また、もともとストレスが溜まりがちな仕事なので、そのせいでギスギスした職場の雰囲気も影響するのかもしれません。
まあ副業ならいつでも辞められるでしょうし、短時間ならガマンできる人も多いと思いますが。
副業としての給料は意外に良い場合も
介護職は人手不足なので、人を集めるためにパートの給料を高く設定している会社もあります。
また、国自体が介護の人手不足をなんとかしようとしており、介護職員処遇改善手当という形で、時給に上乗せされる事業所もけっこうあります。
私の体験した職で言うと、一つは時給1300円ぐらいの仕事。
食事介助(食事が1人でできない方の手伝い)が中心で、おむつの交換など汚物を扱うような仕事はないパート。
もう一つは宿直がメインで、夜と朝の3時間介護があるパートで宿直以外の6時間は時給1500円でした。
こちらはおむつの交換もありましたし、車椅子からベッドに寝かせるような移乗介護もありました。
ただ、わりと仕事に余裕がある所で、それほど忙しいという感じではなく身体的には楽でした。
こんな求人ならオススメ
ストレスが多くて、しかも人間関係が悪いとなると、そもそも副業には不向きだと敬遠する人も多いのではないでしょうか?
ただ、場所を選べば副業として適してるものもありますので、オススメで狙うべき求人を紹介します。
宿直を狙おう
まずオススメなのが宿直の仕事です。夜勤という表現をする求人もあって微妙なのですが、宿直という表記の方が経験上楽なケースが多いです。
夜勤は眠ることができず、がっつり深夜も介護をする場合もあるので、本業に影響してとても副業には適していません。
しかし、宿直の場合は私の経験した所では、ほぼ夜中に介護をすることはなく、十分に睡眠を取ることができました。
たしかに宿直手当は6000円と拘束時間が21時から6時までの9時間を考えると安いですが、朝晩の食事付きであることと、普通に眠れる時が多いことを考えるとまあ良いかなという感じでしたね。
夜中に眠れたら、本業との両立もしやすいですからね。
朝と夕方の食事時間帯のみのパート
朝だけ、夕方だけ、もしくは朝と夕方のみという介護のパートの仕事もそれほど多くはないですがあります。
この仕事の特徴ですが、忙しい食事の時間単位にフォローに入るという仕事の内容が多いはずです。
私の例でいうと、夕方の17時半から19時半までの仕事でした。この時間なら副業としてやっていけるという人もけっこういるはずです。
仕事の内容ですが、食事介助と食器洗い、食堂の掃除程度です。
食事介助とは、食事を自分で取れない人を手伝って食べてもらう仕事ですが、けっこう気は使います。
ただ、パートには通常あまり重度の方の食事介助をするケースはないはずです。
特に未経験のような人ならなおさらです。重度の人でなければ食事介助も楽勝で、楽しいときだってあるぐらいです。
介護の仕事で、汚物を取り扱うことに抵抗がある人なら、食事介助は悪くないと思います。
また、食事介助が終われば、食器類を下げて洗い物や食堂の掃除です。私の場合はプラスして高齢者を誘導して、歯磨きをしてもらっていましたが。
ここまでやると、とてもパートとして戦力ととらえてもらえて、わりと気楽に仕事ができた面もありました。
洗い物も外食産業などと比べると、それほどスピードも要求されないので自分のペースでできました。
これで時給1300円を超えていて、交通費も全額支給されていたので副業としてはまずまずです。
通常洗い場の仕事は時給相場が安く、深夜早朝を除いては都会でも1000円~1100円ぐらいではないでしょうか。
外食産業は介護と同様に人間関係が悪い所が多いですし、精神的にも体力的にも比べると楽だと思います。
介護の考え方を学ぶ利点
介護の仕事を副業で行うことの大きな利点は、介護のスキルを身につけられるという点です。
特に親の介護が気になる中高年の人にとってはメリットが多いと思います。
介護のスキルというと、おむつの交換などの技術面を想像するかもしれませんが、たしかに技術面も将来役には立ちますが、それ以上に役立つのが介護の考え方を学べるという点です。
一般の人の介護というイメージだと、弱い高齢者をとにかく手取り足取り助けてあげれば良いという感じかもしれません。
しかし、介護の考え方はそうではなく、できることは自分でやってもらい、できないことだけ職員が手伝うということが基本です。
できることまで職員がやってしまうと、その人の残存能力を奪うことにもなりかねず、本人のためにならないからです。
その他にもデイサービスや施設の種類、ホームヘルパーの仕事なども学ぶことができたりと、将来の親の介護のためにずいぶんと勉強になりました。
こういう点は、副業として介護の仕事をするメリットでもあり、給料にプラスして自分の身になるため、副業として選ぶ理由でもあります。
介護の仕事はあまりイメージが良くありませんが、条件さえあえば副業としてもやっていけるでしょう。
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