セミリタイア生活を送る上で、生活費などの出費を節約することは欠かせないことです。
普段の食費を細かく節約するとしても、ガバっと大きく支払わなければならないものがあります。
それが、国民年金や国民健康保険の保険料。
国民年金は一律の金額なので、めちゃくちゃ高額というわけではありません。
ところが国民健康保険は、所得によって保険料が異なり、少ない所得でもけっこうな金額だったりします^^;
国民健康保険の保険料によって、家計を圧迫し、好きなことができないなんてことがないようにしたいところです。
だって、保険料は病気にかかるかからないに関わらず保険料は同じ。
私は健康オタクであまり病気になりませんから、国民健康保険の保険料が高いともったいない感じがします。
国民健康保険の保険料を節約する方法をまとめてみました。
Contents
保険料は前年の所得によって決まります
国民健康保険の保険料は、前年の所得によって決まります。
所得は収入と違います。
例えば時給1,000円でひと月に100時間、1年で1,200時間働いたとして120万円のお金が入りますが、これは収入。
所得は、ここから給与所得控除や基礎控除などが引かれます。
所得が多ければ保険料は高くなりますし、所得が少なければ保険料は低くなります。
つまり戦略的に所得を下げることによって、保険料を下げることだってできるわけです。
税金や国民年金の減免と異なり控除は少ない
所得税や国民年金の保険料減免を計算するのに、様々な控除があり税額や保険料が少なくなります。
例えば社会保険料控除。国民年金や国民健康保険の支払った金額を収入から差し引いて計算できます。
社会保険料控除は、所得税の計算でも国民年金の保険料減免でも適用されますが、国民健康保険ではダメです。
国民健康保険で適用される所得控除は、基礎控除の33万円ぐらいになり少ない収入でも保険料が高額になりがちです。
また、所得控除が少ないので対策が立てにくいのが現状ではあります。
国民健康保険を安くするテクニック
国民健康保険を安くするには、数々の所得控除が少ないのであまりありませんが、次のようなテクニックが使えます。
アフィリエイトやブログの収入が増えたときのためにも、考えておいた方が良いでしょう。
また、パートや派遣で短時間労働をしてセミリタイア生活をする人も、収入が増えると保険料の負担は大きくなり対策が必要。
国民健康保険組合に加入する
国民健康保険は都道府県ごとに運営されますが、国民健康保険組合は同じ業種や職業の人ごとに組織される健康保険です。
大半の国民健康保険組合は、国民健康保険と比べて保険料が安くなりがちなので負担が軽くなります。
フリーランスなどで収入が増えてくると、加入のメリットがありますがブロガーやアフィリエイターは加入が厳しいのが実情。
文芸美術国民健康保険組合には、WEBデザイナーなどが加入できるので入れそうなのですが、アフィリエイターやブロガーは広告収入が主なので難しいのです。
法人化
個人事業から法人化することで、健康保険は健康保険組合や協会けんぽに加入することになります。
健康保険組合や協会けんぽによって保険料の計算方法が違うので、一概に保険料が安くなるとまではいいにくいです。
会社の健康保険は、労使双方で折半しますが、そもそも自分の会社ですとダブルで負担していることになりますし。
役員報酬を意図的に下げると保険料がかなり安くなるので、興味はあるのですが法人化するにはちょっと労力がしんどいですね^^;
ネットは場合によっては法人化できるほどの収入を得ることができるので、その時は法人化がメリット大きそうです。
経営セーフティ共済に加入
経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済制度)は、中小企業や個人事業主が取引先の倒産などに備えるためのものです。
経営セーフティ共済が優れた点は、全額経費に参入することができることです。
そのため、事業所得を下げる事ができて、国民健康保険の保険料を節約することが可能となります。
個人型確定拠出年金(iDeCo)や小規模企業共済は、所得控除の対象で節税はできても、国民健康保険の保険料を下げることはできないのと比べると良いですね。
ただ、問題は解約のときです。
解約によって得られる返戻金は全額雑所得になります。
そのため、返戻金を得た年は、気をつけないと、とんでもなく思い税負担や高い健康保険料に苦しまなければならないかもしれません。
赤字の時に解約をすれば、相殺されますのでそれほど負担にならないので、上手く活用すればメリット大です。
労働者として会社の健康保険に加入
ネット収入が上がって、国民健康保険の保険料の負担に苦しむなら、一時期労働者として会社の健康保険に加入するのも良いかも。
もともと会社勤めの人は、少し勤務時間を増やして加入するという感じです。
パートや派遣でも会社の健康保険に加入できますが、条件はあります。
最低でも週の所定労働時間が20時間以上必要なので、のんびり生活をしたいという人には不向きかも^^;
厚生年金も同時に加入できるので、メリットは大きいのですが楽な仕事で条件を満たすのなら検討の余地ありです。
まとめ
国民健康保険の保険料を安くするには、所得税のような所得控除が少ないため、なかなか有効手段がないのが現状。
文芸美術国民健康保険組合という国民健康保険組合に加入できれば、かなりの高架ですが、ネット収入などでは加入はほぼ無理です。
個人事業を法人化すれば協会けんぽや国民健康保険組合に加入するので、場合によっては国民健康保険を安くすることができます。
最後の一般の労働者として、週20時間以上働くことで会社の健康保険に加入する道がありますが、セミリタイアとしては労働の負担が大きい面も。
私としては、経営セーフティ共済が全額経費にできるので、一番良い方法です。
できるだけ経費を積み上げて、所得を少なくすれば国民健康保険の保険料を安くすることができます。
ただ、この方法は解約のときがネックで返戻金が解約の年の全額雑所得になります。
赤字の膨らんでいる時に、解約をすることで赤字と相殺をできるので、出口をしっかりとしておけばメリットも大きいです。
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