深センは中国の中でも進化した都市で快適に滞在ができます。
香港の観光が目的でも、高い宿泊費を敬遠して深センのホテルに宿泊する人はけっこういますので、香港観光でも深センは使えます。
同じ料金なら、はるかに深センで泊まったほうが良いホテルに泊まれますからね!
香港国際空港に到着して深センへ行くには、いろいろなルートがありますが、鉄道に慣れている日本人であれば、エアポートエクスプレスとMTRを使いがち。
もちろんその方法も快適で良いのですが、ちょっと料金が高くついて損かもです。
香港国際空港から深センに向かうには、バス+MTRで行くことをコスパも良いし快適ですよ!
Contents
バスの2階席で上水へ向かう
深セン中心に近い羅湖口岸や福田口岸から入国するとすると、A43またはA43Pのバスを使い、まずは「上水」へ向かいます。
A43バスの終点は、MTR駅のある上水駅。上水駅からそれぞれ一駅で羅湖口岸のある羅湖駅、福田口岸のある落馬洲駅になります。
バスは香港でおなじみの2階建てバス。始発駅ですから2階へ上がって風景を楽しみながら上水まで向かうのがオススメです。
途中の景色はなかなか素晴らしく、香港らしい高層ビルが立ち並ぶ姿をみたり、大きな橋を渡って海や自然を堪能することができます。
上水まで約1時間程度ですが、景色を楽しんでいるとあっという間です。
ここに座って事故がおきると飛んでいきそうな感じがします。地元の人も2階の一番前の座席にはあまり座りません。
上水駅でMTRに乗車
バスは終点の上水駅に到着し、多くの人がここで降ります。
上水駅からMTRに乗車しますが、羅湖や落馬洲までたった一駅ですが25香港ドルぐらい必要なんです。
おそろしいほど高いのでびっくりします。まあ、日本の空港の特別加算料金と似たような感じですかね。
ちなみに中心部の尖沙咀などから羅湖へ向かう場合も、ここ上水駅でいったん駅を出て、もう一度乗り直すと料金が少し安くなります。
例えば、紅磡(ホンハム)駅から羅湖駅までは、オクトパスカードを使って39.2香港ドル。
使わないシングルジャーニーチケットで41.5香港ドルになります。
しかし、これを上水でいったん途中下車することで、紅磡(ホンハム)駅から上水駅まではオクトパスカードを使うとたった10.5香港ドル。
使わないシングルジャーニーチケットでも11.5香港ドルという安さ。
上水から国境までの料金を考えるとこの安さは何?という感じですね。
そこに上水から羅湖までの運賃が、オクトパスカードを使って24.8香港ドル、シングルジャーニーチケットで26香港ドルですから。
40香港ドルぐらいが35香港ドルぐらいで済みますから、それぞれ5香港ドル程度安くなります。
途中下車をするので多少面倒ですが、時間に余裕があり旅費を少しでも節約をしたいのならオススメです。
なお、A43のバスは止まりませんが、A43Pのバスですと上水の前の新田運輸交匯處で降り、B1のバスに乗り換えると落馬洲に行くことができます。
A43Pのバスをオクトパスで乗車することで、B1のバスが無料になります。
この方法ならさらに安く落馬洲・福田口岸へ行くことができます。この方法も次回試してみたいと思います。
なお、運賃は変更の可能性もあります。最新のMTRの料金はこちらでチェックできます。
上水からはわりと頻繁に列車がきますが、落馬洲行と羅湖行があるので乗る列車を間違えないように。
上水から羅湖までの所要時間は7分程度とすぐ到着します。
A43のバスの所要時間と料金
香港空港から上水駅までのA43のバスですが、所要時間はだいたい50分程度で1時間もかかりません。
空港から1時間足らずで、もう深センは目の前なんて成田から都心までのバスの時間を考えると近いですよね!
料金は30.9香港ドル。このバスの料金に上水から羅湖までのMTRの料金を足すと、55香港ドル程度ということになります。
日本円で780円ぐらいと1000円もかからずに香港空港から深センに行くことができます。
しかも待ち時間や乗り換え時間も含めて1時間半程度でイミグレまで行くことができるので便利。
これなら深セン空港を利用せずとも、香港空港から向かってもそれほど苦にはならないですね。
バスはリムジンバスタイプで快適ですし、深セン空港は日本からの直行便があまりありませんし。
このルートの注意点
香港空港から上水までバスで行き、MTRで深センに入国するルートは、楽にアクセスできるルートですし、迷うことも少ない簡単なルートです。
ただ次の点には注意をする必要があるでしょう。
羅湖や福田のイミグレでの混雑
羅湖口岸は香港と深センを結ぶイミグレで最も混雑します。
そのため長蛇の列が出来て、思ったよりも通過するのに時間がかかる場合もあります。
また落馬洲駅に向かって福田口岸から深セン入りする場合も、便利なイミグレですから同じように混雑しがち。
あまりギリギリの予定を組むことなく、混雑も想定をしてある程度の余裕があるスケジュールにすることが大事です。
イミグレの閉まる時間に注意
羅湖口岸のオープン時間ですが、6:30~24:00までとなっています。
香港側からは朝はそれほど問題にならないでしょうが、イミグレが閉まる時間には要注意です。
特に日本から香港に夜到着する飛行機に乗る際は、あまり無理をせずに24時間オープンをしている皇岗口岸を利用することも考えましょう。
LCCなどは遅延が多いですし、遅延によって羅湖口岸のオープン時間に間に合わない事態もあるでしょう。
福田口岸のオープン時間は、6:30~22:30と羅湖口岸よりさらに閉まるのが早くなりますので、より一層注意をする必要を。
当初の予定では福田口岸を利用する場合でも、上水で予定を変更して羅湖口岸へ向かう柔軟性も必要になる場合もあるので、臨機応変な行動を心がけると良いです。
深センの地下鉄の終電にも注意
深センの地下鉄は路線によっては23時頃が終電という場合もあります。
そのため、無事に羅湖口岸を抜けた場合でも深セン側の地下鉄が走っていない場合もありえます。
バスはハードルが高いですし、タクシーの利用となると場所によっては、距離がありかなりの出費になることも。
夜遅くに到着する場合は、羅湖口岸近くのホテルを考えるのも一つの方法です。
羅湖周辺はあまりホテルは多くないのですが、寝るだけと考えるといくつかのホテルがあります。
まとめ
香港国際空港から深センへの行き方はたくさんありますが、上水までバスで行って、MTRに乗り換える方法は比較的利用する人が多いです。
バスがMTRの駅に到着して、そこからMTRに乗って羅湖や福田から入国するのは初めてでも、それほど迷う心配はありません。
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