上海には浦東国際空港と虹橋国際空港という2つの大きな空港があります。
浦東は国内線も運航されていますが主に国際線、虹橋は国際線は少なく主に国内線という位置づけがあります。
日本から上海を経由して中国の他の都市に飛ぶ場合、浦東空港に到着して乗り継ぎ便は虹橋空港というケースがあります。
浦東空港から虹橋空港までのアクセスについて、最安や快適に移動する方法を紹介します。
Contents
浦東空港と虹橋空港の距離
上海はめちゃくちゃデカい都市です。
昔上海人に中国の陽朔で会ったときに、桂林の街がめちゃくちゃ狭かったと連呼していました。
その桂林の面積ですが565k㎡で、東京23区より少し小さいくらいで日本人の感覚からするとデカイんですけどw
まあ遊べる都心という意味なんでしょうが、それでもたぶん狭くないはず(*_*)
規模が日本の感覚ではデカすぎる上海ですが、浦東空港と虹橋空港は直線距離で約45km離れています。
羽田と成田の直線距離の59kmよりも近いですが、それでもかなり離れていますよね!
この距離を移動するわけですから、お金がかかったり所要時間が長かったりといろいろな方法があります。
虹橋空港には第1ターミナルと第2ターミナルがある
虹橋空港には第1ターミナルと第2ターミナルという2つのターミナルがあります。
国際空港では別に珍しくないのですが、虹橋空港の場合間違えるとちょっと面倒なんです^^;
虹橋空港の第1ターミナルと第2ターミナル滑走路挟んだ位置にあります。
そのため、徒歩で気軽に移動するというわけにもいかず、移動には地下鉄に乗るかシャトルバスを利用することになります。
無料のシャトルバスは30分に1本程度しか運行されておらず、サクッと移動するわけにもいかないのです。
また地下鉄で1駅移動といっても駅までまだ戻る距離もありますし、時間が切迫している場合などは最悪飛行機に乗り遅れる場合だってありえます。
事前に自分はどちらのターミナルを利用するかを確認して、そのターミナルに確実にアクセスをするようにしましょう。
浦東空港から虹橋空港へのアクセス
浦東空港から虹橋空港への主なアクセス手段は、地下鉄、シャトルバス、タクシーの3つの方法があります。
それぞれ一長一短がありますが詳しく紹介をします。
最も安く移動するなら地下鉄
両空港の移動で最安にアクセスするのは全線地下鉄の利用です。
最安値で運賃はなんとたったの8元(約130円)です!
ただし着席ができると限りませんのであまりオススメはできませんが^^;
バックパッカーや現地の生活に触れたいというなら乗ってみると良いですし、私も地下鉄を利用します。
上海地下鉄の路線図を見ると、浦東空港が終点なので座っていけそうなのですが、2号線全線で直通する列車はありません。
8駅乗車した広蘭路駅で乗り換えをする必要があるのですが、この乗り換えの席取り合戦は壮絶ですw
座りたくて闘志むき出しの中国人と争わないといけませんww
1本スルーをしてできるだけ列の前に並んで座席を確保するようにしましょう。
座れなければ途中上海の有名な撮影スポットに寄っていくというのもアリですが。
座ることができれば虹橋空港第2ターミナル(虹桥2号航站楼)に行くのなら、広蘭路駅から乗換なしで行けるのでそこそこ快適です。
ただし時間がかかり、1時間半ほどかかります。
成田と羽田の直通電車とだいたい同じ位の所要時間ですから、想像がしやすいですね。
成田と羽田は運賃が1,800円もして10倍以上ですがw
リニア+地下鉄
リニアモーターカーで竜陽路駅まで行き、地下鉄2号線に乗り換えて虹橋空港に向かう方法もあります。
全線地下鉄のショートカットバージョンです。
運賃はリニアが航空券を持っている場合は40元+地下鉄5元の45元(約740円)。
所要時間は乗り継ぎにもよりますが、70~80分ぐらいで虹橋空港第2ターミナルに到着するでしょう。
料金は下記のシャトルバスを利用するよりも高く、地下鉄が必ずしも座れる保証がありませんのでオススメはできません。
バスやタクシーは渋滞リスクもあるので、乗り継ぎを急いでる方向きです。
もしくはリニアに試しに乗ってみたいという人や鉄オタでしょうか(笑)
シャトルバス
浦東空港から虹橋空港第2ターミナルへの直通のシャトルバスが運行されています。
シャトルバスは荷物を預けて必ず着席もできますし、運賃も30元(約500円)とそれほど高くないのでオススメです。
特に大きな荷物を持っている人は地下鉄の移動は大変ですからね!
地下鉄では車窓が途中からほとんど見えませんし、少しでも上海の様子を見れるのもポイントが高いです。
運行頻度も約15分に1本と多く、標準所要時間が75分と地下鉄よりも早く到着します。
途中で渋滞がなければですが^^;
乗り継ぎ時間に余裕がないような人以外はシャトルバスの利用が最適と思います。
注意が必要なのが第1ターミナルの利用の場合です。
通常の空港リムジンバスは、各ターミナル間をそれぞれ巡回する感じですよね!
しかし、浦東空港から虹橋空港へのシャトルバスは、第1ターミナルには止まりませんので注意が必要です。
虹橋空港第1ターミナルを利用する場合
シャトルバスは第1ターミナルに行きませんし、地下鉄2号線も第2ターミナル駅はありますが、第1ターミナル駅はありません。
シャトルバス・地下鉄それぞれで行く場合でも、虹橋空港第1ターミナル駅(虹桥1号航站楼)は地下鉄10号線の駅なので乗り換えが必要です。
地下鉄利用の場合南京東路で10号線に乗り換える方法がありますが、虹橋空港第2ターミナル駅(虹桥2号航站楼)で10号線に乗り換えるほうが簡単です。
南京東路で観光や食事をとってから第1ターミナルへ行くというのなら、そのまま10号線利用が良いですがね。
シャトルバスの利用の場合は、地下鉄10号線に乗り換えるかターミナル間を結ぶ無料のシャトルバスを利用することになるでしょう。
乗り換えはけっこう面倒ですが、全線地下鉄で行くよりは特に重い荷物を持っている人はいくぶん楽です。
タクシー
タクシーなら直通でゆったりと行けるので、楽をしたい人なら一番良いアクセス方法です。
料金は200元~250元(3300円~4100円)ぐらいで、所要時間は60分~70分程度とバスよりも早いのも良い点です。
料金はバスよりももちろん高いですが、グループや家族の場合は人数で割ると一人あたりはそれほど差はなくなります。
タクシーの利用の場合も第2ターミナルと第1ターミナルの違いはハッキリしておかないと、別のターミナルだと大変です。
英語や日本語はほとんど通じませんので、行き先を紙に書いて見せるのが一番確実な方法です。
まとめ
中国上海の浦東空港から虹橋空港までのアクセスは、シャトルバス・地下鉄・タクシーの3つでそれぞれの体力や事情に合わせて選ぶと良いでしょう。
最安は地下鉄ですが、着席できるかどうかが微妙で体力が必要です。
一番のオススメはシャトルバス。30元と安く座っていけて快適に移動することができます。
ただし、シャトルバス(タクシーの場合も)は渋滞の心配があるので、乗り継ぎ時間が短いような場合や途中に観光をしていきたいなら地下鉄の利用も良いでしょう。
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