先日ジュンク堂に行って、副業についての本が並ぶ場所でこんな本を見つけました。
「副業するならカメラマン」
自分の中では、カメラマンというのは技術やセンスも必要で、しかも競争がめちゃくちゃ激しいフィールドだと思っていました。
実際もそうなんだろうと思います。
ただ、この本では、
「カメラ歴0日でも稼ぐカメラマンになれる全ノウハウ」
「1日2時間の仕事で、テクニックもセンスも不要で年収1000万円」
なんて信じられない言葉が並びます。とりあえず購入せずにペラペラと立ち読みをしてみました。
本は結局は購入に至らなかったのですが、その理由は著者の言うことがイマイチ信用できなかったから。
なんとなくバックエンド商品の存在が、ちらほらしたからということもあります。
実際に副業でカメラマンなんて、しかもカメラの素人が可能なのでしょうか? 家に帰ってきていろいろ調べてみました。
Contents
自分の好きなことでお金を稼ぎたい
誰でも望みがちなのが、「自分の好きなことでお金を稼ぎたい」ということ。
最近では、この願いを叶えてくれそうな書籍が本屋の店頭に良く並んでいますよね!
実際ネットの時代になって、好きなことでお金を稼ぐ人がたくさん登場していることは確かです。
ただ、カメラマンとなるとどうなのでしょうか?
写真ってセンスが必要そうに思うし、特にカメラ素人では簡単にはいかないような気がしますよね?
カメランにセンスや才能は必要か?
カメラマンって芸術大学でも専攻があるぐらいだから、芸術家の一種という位置づけもあります。
芸術家と言うと、なんだかセンスや才能が必要なイメージがあるかもしれません。
実際に私もセンスや才能が必要だと感じていました。
たしかに世の中をあっと言わせるような「スゴイ写真」には、センスや才能は必要です。
そんな写真は一部の天才写真家だからこそできるわけです。
しかし、スゴイ写真が撮れなくても、「良い写真」は別にセンスや才能がなくても、誰だって撮ることができます。
もちろんカメラを購入して、すぐに「良い写真」を撮ることはできません。
しかし、一定の知識や技術を習得して、しっかりと準備をすることで「良い写真」は撮れるのです。
では「良い写真」っていったいどんな写真なのでしょうか?
「良い写真」とは?
「良い写真」を撮るためには、良い写真がいったいどんな写真なのかを知ることが大事です。
良い写真がどんなものかを知らないなら、そもそも良い写真を撮ることは難しいですよね!
「良い」というと、良し悪しは人によって異なるので、なんだか主観的な問題ですよね?
そうすると、好みの問題もあるし、好みは人それぞれですから、なかなかこれが良い写真だと決めるのは難しそうです。
たしかに良い写真はコレ!とは断言はできないのですが、一般的にこんな写真なら良い写真だねと評価されやすいものはあります。
良いカメラで撮る
良いカメラで撮ることで、より一般ウケが良い写真が撮れるものです。
最近のスマホのカメラは良くなったとはいえ、一眼レフにはやはり劣ります。
また、コンデジで撮った写真よりも一眼レフで撮った写真の方が良い写真になりやすいです。
まずは良い写真を撮るためには、良いカメラを買いましょう。
具体的にはそれほど高い物は必要ではありませんが、一眼レフを購入することが第一歩でしょう。
そしてその一眼レフは別に高価な機種でなくても良くて、格安なエントリークラスでも大丈夫です。
適切なレンズを選ぶ
一眼レフで良い写真を撮れる理由にカメラ自体の性能の良さもありますが、適切なレンズを選ぶことができる点がもっと大きな理由になります。
レンズは比較的安価なものから、とても高価なものまでさまざまなものがあります。
高価なものを選べば良いというわけではありません。
例えば一眼レフならではの写真の代表格として、ボケを生かした写真がありますが、ボケをしっかりと出したいならセットで購入をした標準ズームよりも単焦点レンズが簡単です。
その他にもキリがないほど、レンズ選びは被写体や撮りたいシチュエーションによっていろいろあります。
でもカメラを始めたばかりの素人には、どんなレンズが良いかなんてわからないでしょうから、まずは単焦点レンズを選ぶことです。
単焦点レンズは驚くほどキレイな写真を撮ることができるのですが、びっくりするような高いものがあります。
まずは撒き餌レンズと言われる安価な単焦点レンズを購入して、写真の面白さを感じると良いでしょう。
良い構図で撮る
被写体を選び良い構図で撮ることは、その写真の出来栄えを左右します。
構図はセンスもあるでしょうが、「日の丸構図」などの基本パターンがあります。
まずはいくつからある構図の基本パターンを覚えて実践していることが良いでしょう。
構図に絶対的な正解はありませんので、何枚も写真を撮ることで自分のスタイルみたいなものが身についてくるはずです。
編集を加える
写真は撮った後で編集を加えることでぐっと良いものになってくるものです。
プロのカメラマンが撮影した多くの写真も編集が加えられています。
写真の明るさがちょっと変わる程度の編集もあれば、全く撮影した写真と違う別物のようになるものまで、、
現在の編集技術はいろんなことができます。
カメラマンに必要な稼働時間
カメラマンに費やす時間が長ければ、本業を持ちながら副業としてはなかなか難しいですよね?
ではカメラマンに必要な時間はどれくらいなのでしょうか?
カメラマンとして必要な稼働時間は、主に撮影と編集のために費やす時間です。
稼働時間はどれくらいお金を稼ぎたいかにもよるでしょうし、評価が高くなれば時間単位で換算した時給も上がってくるでしょう。
ある程度成功している副業カメラマンで、年間300万円~400万円の売上を上げている人もいます。
この方でだいたい稼働日数の月4~5日程度ですから約週1ペースで、十分に副業でやっていける時間です。
経費はだいたい5割~6割程度ということですから、200万前後で月に15万~20万円ぐらいの収入になります。
書籍のように副業で年1000万円とまではいかないですが、副業としては十分な収入でしょう。
結局副業でカメラマンはどうなの?
副業でカメラマンですが、たとえセンスや才能のない素人でもそれなりにはチャンスはありそうです。
ただし、普通にやっていては、写真が好きな人なんて山ほどいる競争が激しい世界ですしダメでしょう。
しっかりとニーズを把握した上で、そのニーズに合った写真を撮れるように実力を備えていくことが必要でしょう。
また、単にカメラマンだけでなく、学んだ知識や購入した商品のレビューをブログで発信をしたりするなども必要です。
ブログに自分の写真をアップするなどして、自分をブランディングしていくことも大事でしょうね。
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