中国は凄まじい勢いでキャッシュレス化が進んでいます。
屋台でもQRコードが置かれ、人々がスマホでコードを読み取り決済をしている様子を見たこともあるでしょう。
ただ外国人にとっては、アリペイやWeChat PayなどのQR決済を利用するのは、ハードルがやや高いのが現状でした。
しかし、今後は簡単に外国人も中国でアリペイが決済可能になります。しかもクレジットカードでチャージができて(≧▽≦)
1月~3月に中国に3ヶ月連続で行く予定の私にとっては超朗報です。
Contents
中国のQR決済の進化
中国のキャッシュレス化は日本より数段進んでおり、今年2月に私も深センや広州に訪れた際にはその進化の様子を実感しました。
例えばこちら深センで見かけた無人カラオケ。
スマホでQR決済でカラオケを歌うことができます。
こちらは広州タワーにあった無人コンビニ「F5未来商店」
こちらの画面で商品を選ぶのです、画面中央右側に「微信支付」・「支付宝支付」とあります。
それぞれ、「WeChat Pay」と「アリペイ」ですが、このようにどちらかのスマホ決済をしないとなかなかサービスを利用できない場合もあるのです。
当時は「ポケットチェンジ」でWeChat Payにチャージをして、なんとか利用をしたのですが、その方法も雲行きがあやしくなっています。
ちなみにポケットチェンジは、空港などに置いている緑色の端末で、余った外貨などを電子マネーに交換できます。
このポケットチャンジで、日本円の現金を入れて中国元へ両替、その後WeChat Payにチャージに利用。
地球の歩き方でも紹介をされている方法なので、試した方も多いと思います。
しかし、最近は中国国内の銀行口座の登録を求められてチャージできない例も続出しているらしい(*_*)
ポケットチェンジの運営会社も自己責任でお願いしますとのアナウンスを流し、使うのに躊躇していしまう状況です。
私も1~3月から3ヶ月連続で中国へ訪問する予定でしたので、さてどうしたものかと思っていました。
とりあえず、中国人留学生に中国元か日本円を渡して、「WeChatに送って~」と頼もうと思ってましたが(笑)
中国国内の銀行口座を開設するのは少々ハードルが高いし、留学生に頼むのも面倒だし。
そんな面倒なこともせずに、アリペイのチャージが外国人に開放されようとしています。
しかもクレジットカードで(≧▽≦)
外国人もアリペイに簡単にチャージして利用できるように
外国人もアリペイを使えるようになったことがネットで話題になっています。
Alipayが外国人でも使えるようになったっぽい。クレジットカードでチャージして未使用分は90日後に返金されるようです pic.twitter.com/yFDZjp9OPE
— onorikae (@onorikae) November 4, 2019
従来は中国国内の銀行口座をが必要でしたが、これからはクレジットカードでのチャージができるように。
チャージした分の有効期限は90日で、90日を過ぎるとチャージ元に返金をされます。
これって旅行者にとってめっちゃ便利じゃないですか?
とりあえずいくら使うか分からないけど、一定金額チャージしておいて使わなかった分は返してくれるわけですから。
チャージして利用できる仕組み
今回アリペイが外国人に気軽に利用できる門戸が開かれたのは、「Tour Pass」というサービスが開始されたからです。
基本的な仕組みはアリペイそのものなのですが、特徴をあげると以下のようなものがあります。
- Tour Passのプリペイドサービスは上海銀行での扱い
- 日本発行のクレジットカードやデビッドカードからでも直接チャージが可能
- チャージをしたお金の有効期限は90日。それ以後はチャージ元に返金される
- 一度に最高2,000中国元までチャージ可能
- チャージをしたお金は他のアカウントに転送できない
- 中国内オンラインサービスの決済には使えない
おおむね日本人にとって使いやすい感じで、今までの規制を考えると圧倒的にアリペイが使いやすくなります。
2019年末までチャージ手数料無料だけど
少し気になるのは、2019年12月31日まではチャージにともなう手数料が無料ということですが、その後がどうなるかということ。
英語での原文はこちら。
「The service will be free of charge up till and including December 31,2019」
来年以降は有料になるのか、それともニッポン500マイルキャンペーンのように毎年毎年継続されるかは不明。
また、有料になった場合、どれくらいの手数料がかかるかもまったく分からない状況。
中国などアジア諸国はクレジットカードの手数料を別途上乗せするケースがけっこうあるので、来年は手数料必要かもです。
もし手数料が導入されるとなると、3%ぐらいかな?
ショッピング枠が使えて、クレジットカードの為替レートの良さを考えると、手数料がかかっても私は使うと思います。
とりあえずのところは、中国への渡航の予定がある人は、年内にチャージしておくのが良いかもです。
私は3月中旬の渡航の日程も考えて、近日中に少額でもチャージしょうと思っています。
「Tour Pass」の登録方法
「Tour Pass」の登録には、氏名や生年月日の他、パスポート番号の登録が必要です。
有効な中国のビザのアップロードが必要ですが、多くの日本人は1週間以内の滞在ですから中国のビザは持っていないですよね?
このような場合は、パスポートの指定ページのアップロードがその代わりになります。
登録は5分もかからないほど簡単に行なえます。
まとめ
アリペイが、待望のクレジットカード(またはデビットカード)のチャージに対応し、いよいよ外国人にも利用がしやすくなりました。
2019年中はチャージの手数料が無料ですが、来年以降は有料化になるかもです。
私も来年中国へ訪れるので、がんがんQR決済を利用したいと思いますし、その様子も公開していきます。
コメントを残す