中国は広くて人もいっぱいです。そんな中国を旅行するのに高速鉄道はとても便利です。
高速鉄道網が中国主要都市間に張り巡らせてきており、あまり時間をかけずに中国を旅行できるようになってきました。
ただ、便利になったとはいえ、中国の鉄道できっぷを購入するのはまだまだ一苦労です。
特に中国語もわからず、初めての中国旅行という人ならかなり辛い思いをするかもしれません。
中国の高速鉄道のきっぷの買い方や乗り方を紹介します。結論的には事前に予約をして乗るのがオススメです。
中国高速鉄道のきっぷの購入はけっこう大変
中国ではどこに行っても人でいっぱいです。そのため時間に余裕を持った行動が大事です。
駅に到着するのも日本のように出発の20~30分前に着いて、きっぷを購入して乗るなんてことは中国では基本ムリと考えてください。
中国ではあらゆる所で人の行列ができており、駅の窓口でもたいてい長い列ができています。
きっぷを窓口で購入するだけでもけっこうな時間がかかります(・_・)
時期や行き先にもよりますが、窓口で当日のきっぷを購入するのなら、出発の2時間前には少なくとも駅に着いておきたいところです。
私は佛山西駅から珠海駅まで向かうときには、広州南で乗り換えが必要で土曜日ということもあったのか、4時間先のきっぷしか購入できませんでした(笑)
なお、後ほど紹介する事前予約の場合は、きっぷを発券するだけになりますから、1時間前ぐらいに到着しておけば良いでしょう。
駅の窓口での購入方法
中国の高速鉄道のチケットは、各駅構内の窓口で購入したり、発券することができます。
中国語でチケット売り場は「售票处」ですので、まずは「售票处」を探しましょう。
案内表示があるのでそれほど迷わないはずです。
窓口ではたいてい長い列ができています。長い列に並び自分の順番がくるまで待ちます。
自分の順番が来たら、係員に自分が購入したいチケットの情報を伝えてください。
ここから先は、中国語が話せない人を前提に、そんな人でもチケットを購入する方法を紹介します。
安心してください私もいっさい中国語は話せません(笑)
中国語が話せない人は、窓口で紙に書いたメモを渡しましょう。あらかじめ書いておくことをオススメします。
必要事項はこんな感じ。
- 乗車駅
- 降車駅
- 日時
- 人数
- 座席クラス
例えば広州南駅から珠海駅まで5月1日の12時位に2人で二等席のチケットを購入したいのならこんな感じになります。
- 広州南
- 珠海
- 5月1日G6165 12:22
- 2名
- 二等席
列車番号はなくても係員は理解できるでしょうが、こちらのサイトで乗りたい列車の番号まで確認しておくと完璧ですね。
きっぷ購入の際の注意する点
中国で使われる感じは簡体字といって、日本の漢字とは異なるときがあります。
そのため、たまに駅員もわからない場合もあるかもしれないので注意をしましょう。
中国では、中国語を話せないと、筆談でコミュニケーションをとる時が多くなるので、こちらの書籍で練習をしておくと役に立ちます。
注意が必要なことは、チケットの購入にはパスポートと現金が必要な点です。
パスポートをホテルに置いてきたなんてことがあれば、チケットを購入できません。
当日満席の場合は、「立席」を購入することもできます。
実際に列車に乗ると多くの人が立って乗車しています。
ただ、立って乗車するのはかなり疲れるので、事前に予約することをオススメします。
事前予約の方法
窓口で購入するだけでなく、中国の高速鉄道を事前予約をして乗る方法があります。
こちらのTrip.comを使うと、日本語で簡単に購入することができます。
しかもクレジットカードも使えるのでポイントも貯まってお得です。
こちらのリンクから下のような画面になりますので、鉄道を選択し、乗車駅と行き先、出発日を選択します。
「検索」をクリックすると次のような画面へ飛びます。
この画面で、希望の列車と座席クラスを選択し「予約」をクリックします。
そうするとパスポート情報と氏名を記入する画面になりますので、必要事項を記入し受け取り方法を選択します。
きっぷの受取方法は、「引取」と「配送」があります。
引取は駅の窓口などで受け取ることで、配送は中国国内の住所や電話番号の情報を記入し、支払い情報を記入に進みます。
支払いについては、クレジットカードの情報を記入して、支払いが完了します。
支払いが完了すると、予約完了のメールが届きます。
このメールはきっぷの引取の際に必要なので大切に保管をしておきましょう。
事前予約をしたきっぷを受け取る方法
Trip.comで事前に予約をしたきっぷですが、配送も選択する事ができますが、中国の住所への届けになります。
日本からの旅行でしたらあまり現実的ではありませんね。
そのため、ここでは引取を選択し窓口でのきっぷを受け取る方法を説明をします。
窓口でのきっぷので受け取りは、市内にある正規チケット販売店でも発券してくれます。
ただ、駅構内のチケット売り場の窓口なら、乗車当日に少し早めに到着すれば良く便利なので、駅構内の窓口のみ説明をします。
事前予約をしたきっぷの受け取りは、一般の列に並ぶのではなく、他に窓口があるのでそちらで受け取ることになります。
窓口でTrip.comから届いたメールに記載されている予約番号とパスポートを見せると、すぐに発券をしてくれました。
長い行列に並ばないので良いので、思いのほか楽でした。
中国ではきっぷを買うのも大変なので、少しでも楽になるこんなサービスは今後も使い倒したいです。
高速鉄道の乗り方
無事目的地までのチケットを手に入れたら、いよいよ高速鉄道への乗車になります。
まず、中国の高速鉄道が発着する大都市の駅は、どこもバカでかでかく、まるで空港のような雰囲気のあったりします。
バカでかい駅のため、どこのホームで乗車するかはよく確認をしておくと良いでしょう。
ホームを間違えると、最悪だとかなりの距離を歩かないといけなくなるので、乗車時間が迫っている時には大変ですので注意をしましょう。
中国の高速鉄道の改札では、日本の鉄道に乗るというよりも、国際空港で飛行機に乗るようなイメージに近いでしょう。
乗車の流れはこんな感じです。
- 身分証(パスポート)とチケットの確認
- 手荷物検査
この2つの手続きが済むと、各列車の発車改札の近くの待合スペースに進みます。
ここで改札が始まるまで待ちます。
改札が始まると再びチケットとパスポートの確認があり、その後いよいよ列車へ乗車という流れになります。
中国の鉄道の改札は列車ごとに改札をするので、他の列車と間違えることはないはずです。
また、発車時間の直前10分前位に改札が開始され、それ以前はホームに入ることができない点などが日本とは違うので、戸惑いがあるかもしれませんね。
中国の高速鉄道に乗るのも最初は大変ですが、事前予約をすることでずいぶん楽になります。
中国の滞在は、人の多さなど何かとストレスがかかる時が多いです。
楽ができるものは楽をするのが、中国旅行を楽しむコツです。
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