副業は体力を使う仕事なら、本業に支障をきたすこともあるのでちょっと心配だという気持ちもあるでしょう。
体力をあまり使わない仕事となると警備員なんかが頭に浮かぶ人も多いでしょう。
座っているだけ・立ってるだけというイメージを持ってるかもw
何せ高齢者が多く勤めてますので、そんなに体力を使わないのは確かです。
仕事によっては、本当に座っているだけという場合もあるぐらいですからねww
ただ、警備員だからといってなんでもかんでも楽ではありません。
中にはけっこうな体力を使う仕事もあるので、選び方を間違ったら大変で、副業で疲れはててしまうかも。
警備員の副業歴10年以上の私が、副業に適した楽な仕事は、こんな求人を狙うべきということを教えましょう。
警備員は楽な仕事?
警備員は楽な仕事の代名詞のような捉え方をするような人もいますが、警備員が楽な仕事というのは、半分当たりで、半分ハズレです。
それは警備員の仕事は何もなければ、たしかに楽な仕事なのですが、何かトラブルがあればとても大変になる場合もあるからです。
例えば、ある会社で警備の仕事をしているとして、何もなければ本当にモニターを見てひたすら座っているだけという場合がほとんどです。
モニターもそれほどずっと見ているわけではないですしねw
本当に楽で、これでお金をもらって良いのかなという気分にもなる時もあるぐらいです(笑)
しかし、それが例えば不審者が現れたり、急病人が出たり、火事騒ぎになったりなどしたら、さあ大変です。
警察や消防に連絡をしないといけないし、とにかく何かあったら、それこそ大変なのでとてもミスが許されず緊張します。
普段緩い感じで仕事をしていますので、その状況に慣れてしまっていて、何かトラブルが発生すれば焦るんです(*_*)
また、一口に警備員、ガードマンといっても種類があり、その種類や働く会社によって、ずいぶんと仕事のハードさが異なります。
そのため必ずしも楽な仕事であるとまではいえない面もあります。
警備員にも種類がある
警備員と言っても実はその職種にも種類があるわけですが、求人が多いのは警備業法でいう1号業務と2号業務です。
ちなみに4号業務までありますが、3号業務は輸送警備で、現金や美術品、貴金属などの輸送運搬を行う業務。
銀行などで現金を輸送する際に見かける時はありませんか?誰かに襲われたら大変ですし、とても緊張感がある仕事ですよね。
4号業務は身辺業務で、政治家や芸能人など有名人のいわゆるボディガードですね。
こちらもけっこう気を使いそうですし、そもそも力強くてタフじゃないと務まらないです。
副業で行うのなら、3号業務、4号業務はとても体が持ちません(笑)
そのため副業で考えるのなら1号業務と2号業務ということになるでしょう。
1号業務とは施設警備で企業や商業施設、病院などの見回り、出入りする人を管理する仕事になります。
施設警備は守衛と言い方もされる仕事ですよね。
さらに施設警備には施設に常駐して出入り者などを管理する常駐警備と防犯カメラなどのセキュリティー機器を用いて施設内を監視する機械警備に分けることができます。
一方2号業務は雑踏警備で、土木工事や道路工事、イベントなどで交通誘導を行い、事故を未然に防ぐ仕事です。
こちらは街中でも良く見るのでイメージしやすいと思います。
狙うべきは「守衛」や「常駐施設警備」
副業となると、できるだけ楽でしかも生活のためになる方が良いのですが、狙うべきは「守衛」や「常駐施設警備」といわれる求人です。
選ぶべき理由は常駐施設警備にはズバリ楽な仕事が多いからです。
もちろん守衛さんでも、何か事件、事故が起これば一気に忙しくなりますが、トラブルが起こりにくい現場というのもあります。
現場によっては、忙しくなるようなトラブルがほとんどないことが多いですし、何もなければこんなにおいしい仕事はないというものもあります。
例えば私の行っていた仕事なのですが、朝2時間、夜2時間の仕事なんですが、玄関や各階の鍵を開けるとその後はほとんど自由時間。
朝6時と早いのは辛かったぐらいで、それさえ我慢すれば天国。
自由時間はソファに座って読書を楽しむという感じでした(笑)
おかげでこの仕事をしたことで、毎日1冊ぐらいの本は読むようになり、かなり知識を身につけることができて、その後の人生に役立ちました(笑)
警備員の副業というと、特に役立つこともなさそうなイメージがあるかもしれませんが、本を読める仕事はけっこうあります。
お金をもらいながら読書ができるなんて良いですよね!
司法試験のような難関資格の勉強をしながら、夜警の仕事をするなんてことがけっこうあるのもうなずけます。
ただし有名な警備会社だと仕事の仕方がlきっちりとしていたりしますので要注意。
例えば直立不動できっちりと立っていなければならないとか、仕事が辛い時が多かったりします。
その点、中小企業の警備会社の場合は、仕事の仕方や上司がルーズな場合が多いので、楽な仕事に当たる可能性は高いです。
狙うなら聞いたこともない企業の求人がオススメです。
交通誘導の警備はやめた方が良い
もう一つの主な警備員の求人でよく見かけるのが交通誘導の警備ですね。
ただ、交通誘導の警備は、それほどハードというわけではありませんが、あまりオススメできません。
その理由ですが、交通誘導の警備は施設警備と異なり、屋外での仕事になります。
屋外ですから暑い時でも、制服で作業をする必要がありますし、逆に寒い日では寒さにガマンしながら仕事をしなければなりません。
屋内で暑さ寒さをしのげる施設警備との違いで、体を壊してしまいそうですね。
あまり給料が良くないのに体を壊してしまえば元も子もありませんね。
また、施設警備はある意味、施設内の閉ざされた世界の中での仕事になりますが、交通誘導の警備は一般の公衆が行き交う場所での仕事になります。
そのためか、すごく通行人でエラそうにする人もけっこういるようです。
日本人の多くはぶっちゃけ立場の弱い人に対しては強いんです。
土木工事の場合、作業員のおっさんたちもエラそうにするのもいます。
このような状況では、ストレスも溜まりますし本業に支障をきたすことだってあるのです。
これではお金を稼げるといっても働く意味がありません。
ちなみにこれは公にはあまり明らかにされていないのですが、交通誘導の警備員が車に引かれたり、激突されたりで負傷したり死亡する場合がけっこうあるらしいです。
夜はなかなか視認性が悪いですし、日本のドライバーはのんびりと運転しているのがけっこういますから危ないです。
安い給料で、負傷や亡くなったりしたら意味がないですから、交通誘導の警備員はオススメできません。
まとめ
警備員の仕事は世間の常識でも楽な仕事というイメージがあるでしょうが、仕事や会社によってずいぶんと変わります。
狙い目としては、「守衛」や「常駐施設警備」の求人で中小企業の警備会社でしょう。
目立つ場所で立って監視する仕事は辛いので、そんな仕事があるかどうかも確認しましょう。
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